シリコンバレー進出における現地法人の設立について
私の事務所へご相談に来られる方々は、日本人の方が過半数を占めますが、そのうちの約半分の方々が、「シリコンバレーで事業を始めたところ」とか、「日本の会社の現地法人をサンフランシスコで作りたい」、あるいは「シリコンバレーでの活動を直ぐに開始したいので、もう会社は作りました!」とかで、Visa・税務をはじめとした様々な案件を持って来られます。
その時にいつも思うのですが、どうして皆さん、そんなに大急ぎで現地法人を設立してしまうのでしょうか?気持ちはわかります。シリコンバレー・サンフランシスコ・アメリカで会社設立できたという事実は、非常に誇らしい気持ちにさせてくれます。
だけど、その現地法人を設立した後の維持にどのくらいのコストと時間が必要か?を考慮に入れた会社設立をされている方々は少ないように思われます。
このコラムは、一般的な事例における筆者の経験を読者の皆様と共有するものであり、特定の事実関係に基く法解釈をご説明する practice of law (法律相談行為)となるものではありません。従いまして、読者の方々と筆者との間にattorney-client 関係を形成することは全く意図しておらず、内容についてご興味があり、更なるご説明をご希望の場合には、まず attorney-client 関係の条件等についてご相談することになりますことをご了解ください。